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気候変動の影響でホッキョクグマが絶滅の危機に?!

地球に生息するホッキョクグマは年々減少しており、現在およそ26000頭といわれています。

2020年7月、「気候変動対策をとらなければ2100年にはホッキョクグマが絶滅する恐れがある」とする研究がイギリスの科学誌Nature Climate Changeに掲載され、話題になりました。

今回はホッキョクグマが絶滅の危機にある理由や、絶滅を防ぐためにできることを解説します!

(参照:https://www.bbc.com/japanese/53481987
ホッキョクグマは名前の通り北極圏などに生息しており、25〜30年ある生涯のうちのほとんどを海氷の上で過ごします。食料となるアザラシを狩るのも氷の上です。

しかし、気候変動による地球温暖化の影響で、氷が解けだす時期が年々早くなっているうえ、秋には氷がなかなか固まらず、狩りができる期間が短くなっているのです。そのため獲物を十分に得ることができず、多くのホッキョクグマが栄養不足に陥っています。氷が解ける時期が1週間早まると、ホッキョクグマの体重が10kg減ってしまうという調査結果も出ています。

また氷が解けだす時期が早まると、ホッキョクグマは長い時間海の中を泳がなくてはいけません。こうして過酷な状況で弱り果てたホッキョクグマは、命を落としてしまうのです。

(参照: https://www.city.sapporo.jp/zoo/103-l.html
https://www.wwf.or.jp/campaign/speciallp/polarbear/
北極海の海氷はこの30年間で面積が約4割減ったといわれており、このまま地球温暖化が進めば2050年には海氷が無くなる可能性もあると予測されています。

海氷が無くなれば、ホッキョクグマは岸まで足を延ばさなければなりません。しかし、こうした場所では食料の確保や子育てが難しく、生き延びるのは厳しいとされています。

海氷の減少で獲物が得られず栄養不足の母グマが多いため、母乳不足で子グマが成長できないといった事態が起きています。海氷の消滅は、ホッキョクグマの絶滅に直結するといっても過言ではありません。

(参照:https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/weather/article04.html
ホッキョクグマの大切な暮らしの場である海氷の消滅を防ぐには、脱炭素化が急務です。

脱炭素化とは、気候変動の被害を最小限に留めるために温室効果ガスの原因となる二酸化炭素の排出量を抑え、排出された分を回収することで温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることをいいます。

気候変動を引き起こす大きな要因は、温室効果ガスの排出による地球温暖化です。その中でも二酸化炭素は排出される温室効果ガスの7割以上を占めており、温暖化の最大の原因といえます。

また、排出されている二酸化炭素のうち85%は化石燃料の消費によるものです。二酸化炭素の排出自体を完全に無くすことはできませんが、二酸化炭素の排出を減らし、排出された分を回収する脱炭素社会を目指すことで、気候変動の被害は食い止められるのです。

日本では2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現を目指し、取り組みを進めています。

(参照:https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/#to-how
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/chishiki_ondanka/p04.html)
海氷の消滅、そしてホッキョクグマの絶滅を防ぐために私たちにもできることがあります。それは、燃料や電力の消費を抑え二酸化炭素の排出量を減らすことです。

例えば「電気をつけっぱなしにしない」「冷暖房の設定温度に気をつける」「車での移動を減らして自転車にする」など、暮らしの中でできる取り組みは数多くあります。

その他にも、北極圏の自然保護活動を行う団体に寄付をして支援する方法もあります。北極に行けなくても保護活動を応援することができ、ホッキョクグマの命を守ることにつながるでしょう。

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ホッキョクグマは海氷の上でアザラシを狩り生活しているため、気温上昇によって海氷が消滅してしまえば、生きていく場所を失ってしまいます。それは人間でいうなら居場所もない、食べ物もない状況ということです。

ホッキョクグマがこうした状況に置かれているのは、人間の活動によって温室効果ガス排出量が増加したことが大きな要因です。しかし、一人ひとりの小さな取り組みも、地球温暖化の抑制につなげることができます。

気候変動の被害を最小限に抑えられるよう、自分ができることを実践し、ホッキョクグマの命を守っていきましょう。

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環境に優しいおもちゃってどんなもの?特徴やメリットを解説

環境問題の解決に向けてさまざまな企業がサステナブルな取り組みを進めていますが、おもちゃメーカーもそのひとつ。昨今では環境に優しいおもちゃ作りに取り組むメーカーが世界中で増えています。

今回は環境に優しいおもちゃの特徴や種類、メリットについて解説します!
環境に優しいおもちゃは自然環境に配慮して作られているほか、遊んでいる中でもさまざまなメリットを感じられるものが多くあります。まずは、環境に優しいおもちゃのメリットを見ていきましょう。
環境に優しいおもちゃの多くは、再生資源や間伐材などを使用して作られています。例えば、おもちゃの包装に使うビニールの余った部分を溶かして再生プラスチックにし、それを利用したブロックなどがあります。

また木のおもちゃでは、森林保全の目的で木を切った際に出る間伐材や、木材の切れ端などを活用しているものが多くあります。

環境に優しいおもちゃはこのように資源を無駄なく利用しているため、環境負荷が少ないのがメリットです。
通常は乾電池を使う電動式のおもちゃが、電池なしで動かせるように工夫されたものがあります。

電池は製造過程で二酸化炭素を排出するため、電池の使用を減らすことは間接的に二酸化炭素排出量を減らすことにつながります。

またおもちゃのために電池をたくさん買う必要もないため、お財布に優しいのもメリットです。

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環境に優しいおもちゃの中には、子どもの歳や発達に合わせて形や機能を変えていけるものや、壊れた部品の交換で再び使えるようになるものなど、長く遊べる工夫がされているものがあります。

長く遊べるため、ごみを削減でき資源も無駄なく利用できるのがメリットです。またおもちゃを何度も買い替えなくて良いのは、経済的にも嬉しいポイントです。
パッケージの一部をおもちゃとして遊びに活かせるものや、カプセルトイのカプセルがおもちゃのパーツの一部になるなど、パッケージから出るごみが少なくなるよう工夫されているものもあります。

できるだけごみが出ないよう工夫されているパッケージのおもちゃは、ごみの削減や、資源の有効活用につながります。

(参照:https://www.takaratomy.co.jp/eco/introduction/ecotoy.html)
環境に配慮して作られているだけでなく、電池不要で遊べたりお財布に優しかったりと、消費者にとってもメリットがある環境に優しいおもちゃ。ここからは環境に優しいおもちゃの種類や特徴をいくつか紹介します!
バイオマスとも呼ばれる生物資源由来のプラスチックで作られたおままごとセットです。フライパンやおたま、お鍋や包丁など、本物のようにデザインされています。

農薬不使用で育てられたサトウキビを主原料としたポリエチレンを使っているため、環境に優しいプラスチック製品です。

バイオマスプラスチックは再生可能な資源であり、材料の成長過程で二酸化炭素を吸収するため、焼却処分しても二酸化炭素の排出量は差し引きゼロで増えないとされます。地球温暖化の防止や化石燃料の消費削減にも貢献できると期待されています。

(参照:https://plastic-circulation.env.go.jp/shien/bio/bio
ペットボトルごみを減らすことをコンセプトに、リサイクルペットボトルを原料にして作られるぬいぐるみです。

「ペットボトルでぬいぐるみが作れるの?」と驚くかもしれませんが、ペットボトルを粉砕し、溶かして加工すると再生ポリエステル繊維になります。リサイクルされた繊維は、ぬいぐるみの生地や中綿に使われています。
環境にも人にも優しい、天然のラテックスゴムを使用したフィギュアです。一般的な合成ゴムは化学物質を原料としていますが、このフィギュアに使われるラテックスは、極力環境負荷をかけずに栽培したゴムの木から採取した樹液を固めて作られています。

恐竜を始め、ライオンやシマウマといった野生動物から、犬や猫など小動物のフィギュアもあります。遊び終わった後は土に埋めればやがて生分解され、自然に還るのも天然ラテックスで作られたフィギュアの特徴です。

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環境に優しいおもちゃは、自然環境に配慮されて作られているだけでなく、電池不要で遊べたり安全・安心な素材を使用していたりと、消費者にとっても多くのメリットがあります

なによりお気に入りのおもちゃで長く遊べるのは、子どもにとって嬉しいものです。環境に優しいおもちゃを選ぶことで資源の節約に貢献し、二酸化炭素の排出を抑えることにもつながります

ぜひこれからは親子で環境問題を意識しながら、長く楽しく遊べる環境に優しいおもちゃを選んでみてはいかがでしょうか。

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環境に優しい洗剤が地球を守る?成分をチェックしよう

普段の生活の中で何気なく使っている洗剤。なかには、環境に負荷をかけてしまう成分を含むものもあるといわれています。

そこで今回は、環境負荷をかける洗剤が引き起こす問題や、環境に優しい洗剤の成分について、また選ぶ際のポイントをあわせて解説します!
洗濯洗剤やキッチン洗剤の多くは、界面活性剤という成分が含まれています。界面活性剤は水と油をなじませ汚れを落としやすくするため、洗浄力に優れています。

しかし、石油から化学的に作られたものでもあり自然界で分解されにくいため、環境汚染の原因になってしまうのです。界面活性剤のほとんどは下水処理で除かれますが、一部は処理されないまま川や海に残り続け、生態系にも影響を及ぼす可能性があります

また、洗浄力を高めるために添加されたリンをえさとして、プランクトンが大量に発生する富栄養化が起こり、水中の酸素が奪われ魚介類が酸素不足で死んでしまうといった事例があります。

これらの問題をきっかけに、現在では界面活性剤を減らした洗剤や微生物に分解されやすい成分で作られた洗剤など、環境に配慮した洗剤が多く生み出されています。

(参照:https://www.nies.go.jp/kanko/news/8/8-6/8-6-09.html
https://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/07/05.html)
環境に優しい洗剤は、界面活性剤の代わりに植物由来の油などを使っています。具体的にどんな成分が使われているのか、チェックしていきましょう。
アブラヤシの果実や種子から採れる油を「パーム油」といいます。パーム油はオレイン酸を多く含んでおり、水に溶けやすく高い洗浄力を発揮します。

パーム油はかつて環境破壊の原因になっていると批判されていました。アブラヤシの栽培のために熱帯雨林が伐採されていたからです。これを受けて2004年、世界自然保護基金(WWF)の呼びかけにより、「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」が設立されました。

これにより、環境への影響を極力減らしてパーム油の生産を行う取り組みが進められました。「RSPO認証マーク」が与えられたパーム油は、持続可能な方法で生産されたことが保証されています。

(参照:https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3520.html
ヤシ油はココヤシの種子から採れる油で、ココナッツ油やココナッツオイルとも呼ばれています。ラウリン酸を多く含んでいるため泡立ちが良く、手肌に優しいのが特徴です。

また、微生物によって分解されやすい性質を持つため、環境負荷をかけることもありません。ただヤシ油の精製度が低い洗剤は、においや色を香料や合成着色料を加えてごまかしている場合もあるため、「無香料・無着色」の精製度の高いものをおすすめします。

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バイオ洗剤と呼ばれる洗剤は、乳酸菌や酵母菌、こうじ菌などを培養し抽出した特殊な酵素を使用しています。

酵素に消臭効果や洗浄力を上げる働きがあるため、界面活性剤の配合量を抑えられるのがメリットです。

酵素がにおいの原因となる悪玉菌を抑えるため、部屋干しのにおいもありません。すすぎが1回で済むタイプの洗剤なら、水質汚染を防ぐだけでなく節水にもつながります。

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環境に優しい洗剤を選ぶなら、成分だけでなく容器やマークもチェックしましょう。再生プラスチックなど環境に配慮した容器を使っているか、また詰め替え用があるかどうかもポイントです。

製品によっては紙素材のパッケージもあり、プラスチックゴミの削減に貢献できます。紙素材がパッケージの製品は、主に粉末洗剤になるため、使用している洗濯機やライフスタイルなどに合わせて選ぶようにしましょう。

加えて、先ほどお伝えしたRSPO認証マークの他に、エコマークがついた洗剤もあります。エコマークとは、生産から廃棄に至るまで環境への負荷が少ないよう配慮した製品の証です。

エコマークがついた洗剤は環境に優しい製品としての証明でもあるため、安心して選べますよ。

(参照:
https://www.ecomark.jp/about/?gclid=CjwKCAjwhNWZBhB_EiwAPzlhNtA6tWjkZrpO6q_1DBk8ejJQdy74hozDdDvpO4KHlVPkSpQHteM4kRoCV_0QAvD_BwE)

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環境のためにできること|リユースとリサイクルの違いとは?

環境のためにできる取り組みのひとつ、「リユース」。ごみを減らすだけでなく、資源やエネルギーの消費を抑えるなどのメリットがあります。

今回は、リユースとは何か、リサイクルとの違いやメリット、リユースの具体的な方法を紹介します!
リユースとは、形を変えずに再使用することを意味します。例えば着なくなった服を欲しい人にあげたり、読み終わった本を古本屋に売ったりするのはリユースです。

つまり、物を捨ててしまう前に寄付や交換、買取などに回すことで、もう一度販売や消費の段階に戻し、使いたい人が再使用できるようにする仕組みをリユースと呼びます。

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リサイクルでも「再使用する」という言葉が使われますが、リサイクルの場合は「形を変えて再利用する」というのが適切です。

例えばペットボトルのリサイクルでは、ペットボトルは溶かされて合成樹脂に再生され、新たなペットボトルや食品トレイ、また服や靴、バッグなどの繊維製品に加工されます。

このようなリサイクルでは再資源化する過程でエネルギーを消費し、二酸化炭素が排出されてしまいます。一方リユースは資源をそのまま使うため、エネルギー消費などを抑えられます。リユースは環境への負荷がより少ない点が、リサイクルとの違いです。

加えて、リサイクルは消費者だけの力ではできず、業者が主体となりますが、リユースなら個人が物を受け渡す行動だけで完結します。つまり一人ひとりの行動次第で、リユースの取り組みを広げ、資源の循環を生み出せるということです。

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形を変えずに再使用するリユースは、環境や経済にさまざまなメリットをもたらすといわれています。
環境省が平成22年度に行った調査によると、新品の製品を一度使用して廃棄した場合に比べて、新品の製品がリユースされた場合、社会全体で見ると製品ひとつ当たりの平均使用年数が延びるということがわかりました。

例えば冷蔵庫なら+ 0.6年で平均使用年数は12.2年、洗濯機は+ 0.3年で平均使用年数が11.3年になるなど、ひとつの製品を長く使う効果が見られています。

また、使用年数が延びることで、年間19万〜100万台の廃棄物の削減効果が期待されています。

(参照: https://www.env.go.jp/recycle/circul/reuse/confs/rep27-3.pdf)
製品をリユースすることで、新たな製品を製造する過程で出る二酸化炭素を抑えることができると同時に、製品を廃棄する際に排出される二酸化炭素も削減できます。

ただし、エアコンなど使用時にエネルギーを消費するものに関しては、新しい製品の方が省エネ性能が高い場合があり、リユースする製品によっては二酸化炭素の排出量を増やしてしまう可能性があります。その点に関しては、製品を見極める柔軟な選択が必要といえるでしょう。
家庭や事業所から出るごみは市町村が回収し処理を行い、その費用は税金から支払われています。リユースによってごみが減れば、それに伴いごみ処理にかかる費用も削減できるのです。

自治体によってごみ処理にかかるコストは異なりますが、ごみを減らすことで処理にかかる費用が削減できるのは社会全体に共通するメリットです。

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自分でできるリユースとしては、シャンプーやリンスなどの詰め替え商品を選ぶというのも、容器のリユースになります。

では、不要な物を誰かにリユースしたい場合には、どうすれば良いでしょうか。
家に居ながらリユース先を見つけられる簡単な方法として、フリマアプリやネットオークションがあります。

フリマアプリは、服や本などを自分で決めた金額で出品できるシステムです。一方ネットオークションの場合は、リユースしたい製品を出品し、決められた時間までに最も高い価格で入札した人が購入できるシステムです。

それぞれのプラットホーム上では詐欺やトラブルなどがないか運営者がきちんと管理しているため、安心して利用できます。
学校のバザーや地域のリユースイベントに参加するのもひとつの方法です。バザーに不要な物を提供し、売上金を学校などに寄付するといったチャリティーの一環でもあります。物をただ捨てるのではなく、こうした支援に役立てるのも良いでしょう。

また、自治体などもリユースイベントや情報交換掲示板などを設けていることがあります。自治体のホームページから調べてみることをおすすめします。
リユースショップは不要な物を買い取ってくれるお店で、主に3つの方法があります。1つ目は「店頭に持って行く」、2つ目は「出張で家まで取りに来てもらう」、3つ目は「宅配便でショップに送る」という方法です。

衣服や日用品など自分で持ち運べるものは店頭に持って行き、大型の家電などは家まで取りに来てもらうなど、リユースしたい物に合わせた方法を選ぶと良いでしょう。

注意点としては、一般廃棄物の許可を持っていないのに回収を行うと呼びかけるリユース業者がいることです。このような業者が回収したものを不法投棄する事例も出ているため、許可があるかを良く確認しましょう。

(参照:https://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html)
リユースは形を変えずに再使用でき、個人の力で完結できる取り組みという点がリサイクルとの違いです。

日本では毎日大量のごみが出されており、環境省の調査によると年間4,289万トン、東京ドームで換算すると約115杯分であることがわかっています。(平成29年度)

ほとんどのごみは焼却処分されますが、ごみを燃やす際に排出される二酸化炭素地球温暖化を進め、さらにはごみの最終処分場である埋立地が20年後には満杯になる可能性があるなど、ごみ問題は深刻化しています。

こうした問題を解決するには、一人ひとりがごみを減らしていくことが不可欠です。不要な物はすぐに捨てずにリユースを心掛け、みんなの行動で環境を守っていきましょう。

(参照:https://www.env.go.jp/press/106564.html


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水耕栽培でカビを防ぐにはどうしたらいい?原因と対策

水耕栽培は土づくりや水やりが不要なことから、室内でも気軽に楽しめる栽培方法として注目を集めています。

害虫が発生しにくいことで知られる水耕栽培ですが、一方でカビが生えやすいといったデメリットがあるのです。

今回は、水耕栽培でカビが発生してしまう原因とカビを防ぐための対策を紹介します!
カビが発生してしまう一番の原因は水のやり過ぎです。特に水耕栽培は、肥料を入れた水を使い、植物の根っこを浸して育てます。そのため、栄養豊富な水の中は植物が育ちやすいだけでなく、微生物も増えやすい環境なのです。

特にカビは繁殖しやすく、水中では白カビとして発生します。白カビは水中の養分を吸収してしまうほか、根や茎について植物を枯らしてしまうこともあるため、注意が必要です。

また、カビの生えやすい環境は気温25℃〜30℃、湿度80%以上だといわれています。風通しが悪く湿気が多い場所を好むため、できるだけこのような環境を避けるようにしましょう。

(参照:https://kabi.co.jp/kabi-q-and-a/

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水耕栽培の容器の中で白い綿のようなものを見つけたら、それは白カビかもしれません。
カビが発生してしまった場合には、早めに取り除くことで植物を守れます。

例えば、茎を支えているスポンジだけにカビが生えているなど、カビの範囲が少ない場合には、その部分だけをしっかり水洗いしましょう。

水洗いで取れない場合には、カビの部分は処分します。根や茎にカビがついている場合も、まずはしっかり水洗いし、カビが落ちないようならハサミでカットするなどして取り除きましょう。こうすることで、植物全体を枯らしてしまうのを防げます。

広範囲でカビが発生してしまっている場合には、一度植物を取り出して、容器全体を洗うようにしてください。その際には、植物の根や茎を傷めないようやさしく取り扱い、カビがついていた表面をきれいに洗いましょう。

あわせて読みたい: 水耕栽培で作る野菜や果物はおいしい?!気になる栄養価は?
水耕栽培では水をやり過ぎないことが重要ですが、それ以外にもカビを防ぐための対策法があります。
日当たりの良い場所ではカビは繁殖しにくい性質を持ちます。また日光は殺菌効果もあり、浴びることで清潔な状態を保ちやすいともいわれています。

しかし、日に当てられる時間帯は限られており、天気にも左右されるでしょう。そんな時におすすめなのが、栽培用ランプです。

栽培用ランプなら日当たりの悪い場所でも関係なく、水耕栽培の植物に光を当てることができます。太陽光の代わりを担ってくれるため、衛生的な環境を保ってくれます。

省エネタイプもあるため、電気代が安心なのも嬉しいポイントです。
室内の換気を良くしてできるだけ湿気を防ぎ、カビの生えにくい環境にすることが大切です。

室内はカビの原因となる埃やチリが溜まりやすいため、窓を開けるなどして換気し、なるべく清潔な状態を保つようにしましょう。部屋の湿度を抑えるには、除湿剤の使用や除湿効果のある炭や重曹を置くのがおすすめです。
スポンジを使うなどの自己流の水耕栽培は、容器をこまめに洗浄したり、水を取り替えたりしなければならず、カビが生えにくい環境にするのに手間がかかります。

そのため、家に居る時間が短くて手入れがなかなかできないという人には、水耕栽培装置がおすすめです。水耕栽培装置は自動的に肥料や水を循環させてくれるため、カビの生えにくい状態を保ってくれます。

毎日忙しくても、水耕栽培装置が代わりに衛生管理を行ってくれるので安心です。
目には見えないカビの胞子が容器に付着していることもあるため、容器は定期的に洗うことをおすすめします。容器をきれいに保つことで、藻の発生や水のにごりも防ぐことができます。

ただし、植物を取り出す際には、茎や根を傷めないよう十分に気をつけましょう。スポンジやハイドロコーンなどの素材は、半年に1度程度の洗浄がおすすめです。

あわせて読みたい: 水耕栽培におすすめの観葉植物と育て方のポイント
水耕栽培でカビが生えないようにするには、水のやり過ぎに注意し、日が当たるよう工夫したり、換気をして風通しを良くしたりして、植物が育ちやすい環境に整えてあげるのがポイントです。

毎日のお手入れを楽にしたい人は、栽培用ランプや水耕栽培装置を取り入れるなどして衛生管理の負担を減らすと良いでしょう。

水耕栽培は、容器の中をきれいな状態に保てれば、水中で植物が育っていく様子が見られるおもしろさもあります。ぜひカビ対策をしっかりと行って、見た目もおしゃれな水耕栽培を楽しんでくださいね!


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水耕栽培におすすめの観葉植物と育て方のポイント

「お部屋におしゃれな観葉植物を置きたいけれど、水やりを忘れてしまう…」そんな人におすすめなのが水耕栽培の観葉植物です。水耕栽培なら水やりも不要で、比較的簡単に育てられるなどのメリットがあります。

今回は水耕栽培におすすめの観葉植物と、育て方のポイントを紹介します!
水耕栽培の観葉植物とは、土を使わず水と肥料だけで育つ植物を指します。土で育てる土耕栽培では土から養分を吸収しますが、水耕栽培の場合は専用の肥料を水に溶かし、植物が根から養液を吸い上げることで育ちます。

例えば市販の豆苗を切り取った後、根を水に浸すと再び育つのは良く知られているでしょう。水耕栽培の観葉植物は水やりではなく、適度な水替えをするのが育て方の特徴です。

(参照:https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0006/09.html)
では、水耕栽培できる観葉植物には、どんなメリットがあるでしょうか。
水耕栽培なら土を使わずに済むため、室内に土を持ち込まなくて良いメリットがあります。
土作りの手間が省ける上、土でお部屋が汚れるといった心配もありません。
水耕栽培の観葉植物は、害虫が発生しにくいのもメリットです。殺虫剤などを使う必要もないため、室内環境を安全に保つことができます。
水耕栽培は植木鉢やプランターが必要ないため、ペットボトルなどでも育てることができます。そのためカウンターテーブルの上など、小さなスペースでも育てられるのがメリットです。

お部屋のちょっとした空きスペースを有効活用して、おしゃれにグリーンを増やすことができます。

あわせて読みたい: 水耕栽培とは?栽培の方法とメリット・デメリットを見てみよう
ここからは、水耕栽培におすすめの観葉植物と育て方のポイントを紹介します!
パキラはメキシコや中南米に分布する植物です。基本的には土で育てますが、剪定した枝を水耕栽培することもできます。南国を彷彿とさせる青々とした葉や、しなやかな幹が特徴でインテリアとしても人気です。

・育て方のポイント
パキラを水耕栽培する場合は、15cm以上成長した枝を選んで切るのがポイント。幹ができるだけ水分を吸収できるように、土や余分な枝葉を落としてから、肥料を混ぜた水に挿しましょう。

直射日光を避けカーテン越しの明るい場所を選び、水替えは最低でも3日に1回、夏場なら1日1回取り替えるのがおすすめです。
可愛らしい星形の葉をしたアイビーは、ヨーロッパや西アジアなどの地域に分布するツル状の植物です。乾燥や暑さ、寒さにも強く、丈夫で育てやすいのが特徴です。

・育て方のポイント
15cm以上茎を残してカットし、水に浸す部分の葉っぱを取って、水と肥料の入った容器に挿します。ポイントは葉からの水分の蒸発を防ぐため、直射日光の当たらない明るい日陰に置くことです。

育ちやすい環境を整えてあげることで、2週間~10日ほどで発根します。水を清潔に保つために、1日1回は水を取り替えましょう。
多肉植物を代表するサボテンは、葉・茎・根に水と養分を蓄えて、過酷な環境でも生育できる観葉植物です。見た目のバリエーションも豊かで、丸型や細長いものなどさまざまな形が魅力。

サボテンは一般的に土で育てられることが多いですが、丈夫で育てやすく水耕栽培にも適しています。

・育て方のポイント
土を洗い落とし、根っこを半分ほど切って1〜2日乾燥させます。あとは肥料を入れた水に浸すだけでOKです。

水の入れすぎは根腐れの原因になるため、根が半分浸るほどの量の水を入れるようにしましょう。サボテンも他の植物と同様、直射日光が当たらない明るい場所で育てるのがポイントです。

あわせて読みたい: 植物由来のプラントベースフード!どんな食材を使ってる
水耕栽培の観葉植物は水に肥料を混ぜたものに浸すだけで育てやすく、見た目にもおしゃれです。根が伸びていく様子を見られるのは、水耕栽培ならではの魅力でしょう。

小さいものならペットボトルサイズで育てられるので、手軽に始められるのも良い点です。植物を育ててみたい人や、観葉植物を置きたいけれどなかなか手を出せないという人にもおすすめですよ。

おしゃれな水耕栽培の観葉植物を、ぜひインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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サステナビリティのあるお菓子ってどんなもの?特徴や選び方をチェック

毎日のおやつタイムでも、環境や社会に貢献できるお菓子があります。実は今、さまざまなサステナビリティのあるお菓子が登場しているのです。

そこで今回は、サステナビリティのあるお菓子の特徴や選び方のポイント、実際に商品化されている例を紹介します!
そもそもサステナビリティとは「持続可能性」を意味する言葉ですが、昨今ではあらゆる分野において、持続可能な社会を目指す取り組みに使われています。

では、サステナビリティのあるお菓子には、どんな特徴があるのでしょうか。

あわせて読みたい: 持続可能な「サステナブルフード」を示す認証マークを覚えよう!
サステナビリティのあるお菓子は、地産地消など素材にこだわっているものが多い特徴があります。

地産地消のメリットは、新鮮で安心な食材を使用できることや、流通の過程で生じる環境負荷を軽減できることです。また消費者の立場でいえば、生産者を身近に感じられ、地元の活性化や応援にもつながります。

(参照:https://www.maff.go.jp/tokai/keiei/shokuhin/chisan/merit.html

できるだけフードロスが出ないよう、在庫を少なくしているのもサステナビリティのあるお菓子の特徴です。その日のうちに売り切れる数だけ作るなどの取り組みがなされています。

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品は、日本で年間522万トンにのぼります。これ以上フードロスが増えないよう配慮しているのも、サステナビリティのあるお菓子の良い点です。

(※2)https://www.caa.go.jp/notice/entry/028995/
サステナビリティのあるお菓子は、添加物などを使用せずに作られているものがほとんどです。遺伝子組み換えでない素材由来の油や、有機栽培のサトウキビを使用するなど、環境負荷の少ない持続可能な食材で作られているものが多くあります。

環境だけでなく、身体にもやさしいのがサステナビリティのあるお菓子の特徴です。

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天然由来の食材を使用していたとしても、過剰包装でプラスチックごみが多く出てしまうようなものは、サステナビリティのあるお菓子とはいえません

それでは、店頭などでサステナビリティのあるお菓子を見分けるポイントをチェックしましょう!
お菓子を選ぶ際、パッケージに注目してみましょう。クラフト紙やリサイクル素材を使用したものは、環境に配慮して作られたものが多いといえます。

最近では大手メーカーが、パッケージの素材をプラスチックから紙に変えるといった動きも見られています。環境負荷の少ないパッケージかどうかは、サステナビリティのあるお菓子を見分けるポイントです。

(参照:https://www.nestle.co.jp/sites/g/files/pydnoa331/files/2019-08/20190801_nestle.pdf
オーガニック認証やフェアトレード認証の表示がある商品なら、サステナビリティのあるお菓子として信頼できるといえます。

オーガニック認証とは、農薬や化学肥料を極力使わず有機栽培で作られた食品である証です。

一方、フェアトレード認証とは、環境負荷を抑えた方法での生産に加え、生産者にとって適正な労働環境と公正な価格で取引された食品である証です。主に発展途上国で生産される、チョコレートやバナナ、コーヒー、紅茶などにつけられています。こうした認証マークがある商品は、環境や人に配慮して作られたお菓子の証です。

(参照:http://www.organic-cert.or.jp/about_JAS.html
https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/intl_license.php)
ここからは、サステナビリティのあるお菓子の一例を紹介します!
形が悪いなどで市場に出せない規格外のフルーツや、捨てられるはずのサトウキビの搾りかすを使うなどしてアップサイクルしたクッキーです。

「バガス」と呼ばれるサトウキビの搾りかすは、食物繊維や鉄分、ミネラルなどが豊富に含まれている身体に良い食材です。

また、他の食材も地元沖縄産の地産地消にこだわっています。

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福岡県の放置竹林で伐採した竹と笹を原料の約24%に使用したガレットケーキです。竹の間伐材を粉末状にし、上質なバターと一緒に焼き上げることで、ほど良い食感と竹の風味が上品に香る唯一無二の味わいが楽しめます。

手入れの行き届かない竹林は全国で増加しており、他の動植物への影響が懸念されています。食べることで放置竹林問題の解決に貢献できる、とてもユニークなサステナビリティお菓子です。

(参照:https://table.lifull.com/bamboogalette/
サステナビリティのあるお菓子は、地球や人に優しく、安心して食べられる持続可能なスイーツです。おいしく食べて環境問題への解決に貢献できるため、誰もが取り入れやすいサステナビリティのある行動ではないでしょうか。

環境に配慮している以外に身体にも良いものも多いため、身体を気遣いたい方への手土産にもきっと喜ばれますよ。

毎日のおやつタイムやプレゼントに、ぜひサステナビリティのあるお菓子を選んでみてはいかがでしょうか。

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