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遺伝子組み換え食品とは?プラントベースフードの安全性も解説

大豆やとうもろこしなどの作物で行われることのある遺伝子組み換え。最近話題のプラントベースフードも、遺伝子組み換え食品ではないのか気になるところです

そこで今回は、遺伝子組み換え食品が作られる理由や安全性について解説します!
遺伝子組み換え食品とは、ある生物が持つ有用な遺伝子の一部を取り出し、他の生物の細胞に組み込む技術を用いて作られる食品のことです。

自然では掛け合わせが不可能な生物の遺伝子を組み込めるため、品種改良では生まれない新しい性質を持つ作物を作り出せます。

生物の種類にとらわれず他の遺伝子を導入できる点が、従来の品種改良との違いです。遺伝子組み換えを行った作物を英語で「Genetically Modified Organism」ということから、略してGMOGMO作物」などと呼ばれています。

(参照:https://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/dl/qa.pdf)

では、一体何のために遺伝子組み換え食品が作られるのでしょうか?
遺伝子組み換え技術によって、従来の品種改良では不可能だった害虫に強い性質の作物を作ることができます。害虫に強い性質を持つことで、農薬の散布を減らせるというメリットがあるのです。また、害虫の影響を受けにくいため収穫量の向上につながります。
遺伝子組み換え技術によって、除草剤耐性のある作物を作り出せます。除草剤耐性のある作物にすると、畑に除草剤を使えるので雑草を抜く手間が省けるというメリットがあります。

また、雑草を抜く作業が無いと土を掘り返さずに済むため、土が風で舞って減るのを防ぐこともできるのです。
遺伝子組み換え技術では、乾燥地でも栽培可能な作物を作ることができます。これまで乾燥地は降雨量が少なく、地下水に塩分が多いなどの理由から農作物の栽培に適さない場所とされてきました。そのため、乾燥地は食料不足の問題に悩まされています。

しかし、乾燥地でも栽培可能な作物の誕生によって、食料不足の解決策になると考えられています。
遺伝子組み換え技術によって、作物に特定の栄養成分を多く取り入れることができます。
そのため、健康に良い栄養成分を多く入れるなどして、栄養価を高めることも可能です。

健康志向の高まりもあり、栄養成分を多く含む作物の開発はさらに進んでいくでしょう。

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作物を生産する上でさまざまなメリットがある遺伝子組み換え食品ですが、その一方で「安全性が気になる」といった声もあります。ここでは、遺伝子組み換え食品の安全性について解説します。

遺伝子組み換え食品は輸入、販売する際には必ず安全性審査を受けなければなりません。そして食べても安全、問題のないものだけが流通できる仕組みになっています。審査の流れは以下の通りです。

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